2011年4月5日17時59分
仙谷由人官房副長官は5日、各省事務次官らでつくる被災者生活支援各府省連絡会議で「(原発事故の)風評被害に苦しんでいる農家があるので、官邸や各省庁の食堂で食材を仕入れて利用するようお願いしてほしい」と指示した。
原発事故の被災地や周辺自治体では、一部野菜などが出荷停止になったあおりで対象外の農産品も売れなくなる風評被害が起きており、政府を挙げて風評被害を打ち消すのが狙い。
原発事故の被災地産の農産品をめぐっては、参議院の議員食堂が「被災地支援カレー」と題して福島県産のニンジンとジャガイモを使ったメニューを出している。