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エネループ、販売継続へ パナソニック、計画停電で増産

2011年4月2日12時47分

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 パナソニックは1日、同日付で完全子会社にした三洋電機の看板商品、ニッケル水素充電池「エネループ」の販売を継続する方針を決めた。計画停電で需要が高まり、既に増産も始めた。こうした知名度の高い三洋の商品資源は「強み」として最大限活用する。

 エネループはパナソニックの充電池エボルタと競合するため、完全子会社化した後の扱いが注目されていた。エネループの約7割という高い国内シェアや60を超える国・地域での販売実績を考慮し、エボルタとの併売とする。

 また、品薄が続く米が材料のパン焼き器「GOPAN(ゴパン)」では、後継機の開発を両社の技術者が始めるなど、三洋の特徴ある製品は存続する方向だ。

 来年4月に廃止される三洋ブランドは、三洋が強い海外の販路では継続して使う。三洋のテレビ事業の売上高の大半を稼ぐ、全米最大の小売りチェーン・ウォルマート向け薄型テレビは、三洋ブランドで出荷。東南アジアの一部でも白物家電を三洋ブランドで売る。ただ、これらは、あくまで「例外措置」(佐野精一郎・三洋社長)だ。市販製品はいずれパナソニックブランドに統一する。(榊原謙)

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