2011年3月29日1時31分
東日本大震災で被災したJ1の仙台が28日、活動を再開した。割れたガラスが残る仙台市泉区のクラブハウスに集合し、ミーティングの後、生活用品など支援物資を持って選手と指導陣が宮城県石巻市の避難所などを訪れた。
同市立向陽小学校では子どもたち約30人を集め、手倉森監督や元日本代表の柳沢ら選手たちが一緒に球をけった。またトイレで使うくみ置きの水を地域住民と一緒にプールからバケツリレーで運んだ。
手倉森監督は「子どもたちも我々も、しばらく外でボールをけれなかったから、一緒に元気になれた。ベガルタは被災地のチーム、被災者の代表としてこれからのJリーグを戦う。厳しい現状を目の当たりにすることで出てくる力もある」と語った。