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田畑の放射性物質を調査 南東北・関東で農水省

2011年3月28日20時6分

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 農林水産省は28日、田畑の土壌の放射性物質の濃度調査を始めたことを明らかにした。南東北や関東の各都県の田畑が対象。農作物が土中の放射性物質を吸収する可能性があり、田植えや野菜の苗の植え付けの時期を前に、各地の農業者から今季の農業が可能かどうか不安視する声が出ていた。

 農水省によると、表土だけでなく、地表から15センチ程度の深さの部分も調べる。高濃度の検体を調べると検査機器の精度が落ちるため、福島第一原発から距離がある地点から先に調べる方針。検査ポイントの位置や数などは今後、各都県と詰める。農水省は「なるべく早急に結果を出したいが、原発の状況が落ち着いていないため、1回だけでなく継続して調べる必要がある」としている。

 土壌の調査ではこれまで、文部科学省が福島第一原発から20〜50キロ離れた地点について調べている。

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