2011年3月28日19時54分
環境省は28日、東日本大震災の被災地でアスベスト(石綿)が飛散していないか確かめるため、近く調査に乗り出す方針を自治体に通知した。避難所や建物の解体現場、がれきの処理現場などを調べる。がれきの撤去などの際にビニールシートで覆うなどの飛散防止策がおろそかにならないよう、呼びかけもする。
アスベストが全面禁止になった2006年までに建てられた建物には、建材として使われている可能性がある。解体する際には大気汚染防止法に基づいて事前に都道府県へ届け出なければならないが、災害時には事後でも認められる。