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ハウステンボス、宿泊キャンセル1万1千人 外国人6割

2011年3月25日23時10分

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写真:「外国からのお客さんが厳しい。試練の時期だ」と記者会見で語るハウステンボスの沢田秀雄社長=長崎県佐世保市拡大「外国からのお客さんが厳しい。試練の時期だ」と記者会見で語るハウステンボスの沢田秀雄社長=長崎県佐世保市

図:ハウステンボス入場者の推移拡大ハウステンボス入場者の推移

図:四半期ごとの利益推移拡大四半期ごとの利益推移

 長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボス(HTB)は25日、東日本大震災の発生後、園内ホテルの宿泊予約に1万人のキャンセルが出たと発表した。約6割が外国人。アジア客を成長の柱に据えているが、震災と原発事故が九州にも響いている。

 2010年10〜12月期決算発表にあわせ、沢田秀雄社長が記者会見で明らかにした。

 キャンセルは24日までの集計で、予約の3割強に当たる計1万987人分(4227室)。外国人客が日本に恐怖感を抱き、訪日を控えたようだ。国内旅行も自粛ムードがあり、入場客は経営危機に見舞われていた昨年の同じ時期より4割少ないという。

 HTBは昨春、大手旅行会社エイチ・アイ・エスの沢田秀雄会長を社長に迎えて再建に着手した。多彩なイベントやコスト削減が奏功し、10〜12月期決算では本業の実力を示す営業損益の黒字化を達成。アジアからの客を増やす方針だった。

 沢田社長は「今が試練の時、当面は関西以西の個人客をメーンにPRをする」と話した。九州への旅行者が多い韓国、台湾、中国で九州の安全さを観光業界挙げてPRするため官民の関係者に呼びかけているという。(市川雄輝)

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