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震災で内定取り消しの学生救え 東武鉄道が65人募集へ

2011年3月25日19時42分

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 東武鉄道グループは25日、東日本大震災の影響で内定が取り消された大学生や高校生などを対象に、正社員を65人募集すると発表した。5月半ばに採用試験を実施し、7月1日に入社してもらう。

 厚生労働省と文部科学省が22日付で、日本経団連など258の経済団体と大手企業に被災した学生などの積極採用を要請していた。東武鉄道グループの採用担当者は「要請を受け、秋に実施予定の中途採用枠の一部を、内定を取り消された人向けに募集することにした」と話している。

 募集対象は全国の高校、専門学校、短大、大学を卒業して3年以内の人で、地震の影響で失業した人も含む。正社員を募るのは、駅での案内業務をする東武ステーションサービスが最大50人、鉄道電気設備の保守点検をする東武エンジニアリングが最大10人、車両の検査修繕をする東武インターテックが最大5人。志望会社を明記し、履歴書を4月30日までに郵送する。勤務は東京都内のほか、埼玉、千葉、栃木、群馬の各県内。問い合わせは同グループ採用担当(03・3621・5122)。

 厚労省によると、東日本大震災が発生した11日から18日までに全国のハローワークには内定取り消しや入社時期の「後ろ倒し」を検討する事業主からの相談が93件寄せられた。岩手、宮城、福島県では23日までに計48件に上った。

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