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品薄の乾電池、異例の空輸 パナソニック、世界各地から

2011年3月25日19時16分

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 パナソニックは、東日本大震災の影響で品薄が続く乾電池を、海外から日本に空輸し始めた。重くて単価が安い乾電池は輸送効率が悪く、生産地での消費か船便が基本という。ただ急激な需要の高まりで増産が追いつかない状態のため、異例の空輸で供給を増やし品薄解消を急ぐ。

 すでにタイとインドネシアの自社工場で生産した乾電池の空輸手続きを開始。4月にはベルギーとポーランドの自社工場でつくる乾電池の空輸も始める。空輸する量や期間は未定。ほかに中国・上海工場からも高速船で福岡に運ぶ予定だ。

 震災後、パナソニックは被災地に約50万個の乾電池を提供することを決定。16日から大阪府守口市の乾電池工場を24時間態勢で稼働させて増産している。

 パナソニックは、乾電池で国内トップのシェア約45%を占める。世界11カ国で年間約40億個の乾電池を生産。世界シェアは約15%で第3位。(木村和規)

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