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中部電の周波数変換所、3万キロワット能力引き上げへ

2011年3月23日20時37分

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 中部電力は23日、静岡市にある東清水周波数変換所の能力を、10万キロワットから13万キロワットに引き上げる方針を発表した。東日本大震災で、供給能力不足に陥った東京電力への支援策の一つで、5月中にも試験運用を始める見通しだ。

 電気の周波数は東日本が50ヘルツで、西日本が60ヘルツ。60ヘルツ帯の中部電が東電に融通するには東清水など全国3カ所の変換所を通さなければならないが、融通能力の合計が100万キロワットに限られている。

 中部電は、緊急措置として、現在使っている送電線に負荷をかけて送電。電圧が不安定になるが、追加送電が可能となるという。東清水の変換所は14年12月に変換能力を30万キロワットに上げる計画で工事中だ。その計画前倒しも検討する。

 このほかに、中部電は長野県内の水力発電所の設備を改造し、22日から50ヘルツの電力2万キロワットを東電側に送りはじめている。

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