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戦車2両、福島県内に到着 原発のがれき除去へ

2011年3月21日18時50分

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 福島第一原発で復旧作業の妨げとなっているがれき除去のため、防衛省は74式戦車2両を投入した。陸上自衛隊駒門駐屯地(静岡)を20日に出発し、21日朝、福島県内の待機場所に到着した。今後、がれきの撤去や車の通行が可能になるよう通路を切り開く作業をする。

 戦車の具体的な作業計画を立てるため、自衛隊は同日、化学防護車2台を原発構内に入れ、現地の状況を調べた。

 戦車の派遣は、主に3、4号機周辺に消防車などが入る経路や作業スペースを確保するのが目的。ブルドーザーのように車両前方に土などを排除する「排土板」がついている。放射線の濃度が高い場所でも、隊員が車両内にとどまったまま作業できるという。

 74式戦車は、全長9.4メートルで約38トン。4人乗りで、最高時速は53キロ。

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