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「この地震、本当に起きてよかった」大阪府議長が発言

2011年3月21日9時4分

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 4月1日告示の大阪府議選に立候補を予定している長田義明府議会議長(自民)が、20日の事務所開きのあいさつで、東日本大震災に関連して「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言した。長田氏は朝日新聞の取材に「不謹慎な言い方で、反省している」と話している。

 長田氏は、橋下徹知事が目指す大阪湾岸の府咲洲(さきしま)庁舎(旧大阪ワールドトレードセンタービルディング、大阪市住之江区)への府庁舎全面移転に反対。東日本大震災で咲洲庁舎が被害を受けたことを「天の恵み」と発言し、「橋下知事の考えが間違っていたということが示された」と続けた。

 長田氏は取材に対し、「大阪の府庁舎移転問題の面でよかったと言ったつもりで、地震が起きてよかったと言ったつもりではなかった」と釈明した。

 11日に起きた震災で、55階建ての咲洲庁舎ではエレベーターに人が閉じこめられたり、壁面パネルが損傷したりした。

 橋下知事は2009年に咲洲への庁舎移転案を2度提案。府議会はいずれも否決する一方、ビル購入予算案は可決。府はビルを第2庁舎として使用している。長田氏はビル購入に賛成したが、庁舎の移転には反対していた。

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