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岩手・大槌町長、遺体でみつかる 災害対策会議中に津波

2011年3月20日16時27分

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写真:遺体で見つかった加藤宏暉・岩手県大槌町長遺体で見つかった加藤宏暉・岩手県大槌町長

 11日の東日本大震災による津波に巻き込まれて行方不明になっていた岩手県大槌町の加藤宏暉(こうき)町長(69)が、遺体で見つかっていたことが20日、わかった。

 県によると、加藤町長の遺体は19日午後、大槌町役場から直線で約500メートル離れた国道45号バイパス付近で自衛隊員が見つけた。町内の遺体安置所に運ばれ、東梅(とうばい)政昭副町長らが確認したという。加藤町長は地震発生後、役場庁舎の外にテントを張って災害対策会議をしていたところ、津波に巻き込まれた。

 町職員も震災後、35人が行方不明になり、これまでに4人の遺体が確認された。

 東梅副町長は「町の柱が失われ、残念の一言に尽きる。生き残った職員は、身内の安全確認を後回しにしてでも必死に被災者の支援を続けている。私たちはこれからも一生懸命やるしかない」と話した。

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