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がれき散乱、放水阻む 作業の様子、DVDで公開

2011年3月19日18時9分

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【動画】福島第一原発3号機への放水作業(自衛隊提供)

【動画】福島第一原発3号機への放水作業2(自衛隊提供)

写真:福島第一原発3号機(左)に放水する自衛隊の消防車。中央奥が4号機=18日、陸上自衛隊中央特殊武器防護隊撮影拡大福島第一原発3号機(左)に放水する自衛隊の消防車。中央奥が4号機=18日、陸上自衛隊中央特殊武器防護隊撮影

 防衛省は19日、東京電力福島第一原子力発電所3号機で展開されている放水活動の様子を録画したDVDを公開した。14日の爆発で原子炉の入った建屋は鉄骨むき出しになり、周辺は無数のコンクリート片や建造物の一部だったとみられる巨大な金属片が転がる。散乱したがれきが放水作業の障害となっていることが映像からわかる。

 18日の作業を記録したもので約7分。車内からガラス越しに撮影されたものだ。

 爆撃を受けたビルのようになった3号機の手前。作業動線を確保するためにがれきをかき分けたとみられるスペースに、赤い消防車が山側からゆっくりと進む。手前約50メートルで止まると、車の屋根に装備された放水筒が上に45度ほど上がり、勢いよく放水した。

 白い湯気が出ているあたりが目標だ。その下には、使用済み核燃料の貯蔵プールがあるとみられる。約2分間放たれた水は、海からの風で時折押し戻されながら、霧状になって3号機に降り注ぐ。一部は、湯気の辺りまで届いているように見えた。

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