2011年3月16日12時46分
東北高校(仙台市)は16日、選抜高校野球大会が予定通り開催される場合は出場すると発表した。東日本大震災の影響で練習や食事もままならず、出場が危ぶまれていた。大会第6日に大垣日大(岐阜)と対戦する。東北高校によると、部員や家族らの無事は確認されているという。
部員の3分の2が暮らす仙台市の寮では14日夜に電気が戻ったが、水道はまだ使えない。食事は午前9時と午後3時の1日2食を準備するのがやっと。五十嵐征彦監督は15日は「お風呂に入れず、洗濯もできない。ご飯も満足に食べられず、正直、野球のことは考えられない状況だ」と話していたが、この日、出場することを決めたという。