現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

生活必需品や防災グッズ、品薄続く 関東の小売店

2011年3月15日20時38分

 関東地方のスーパーやドラッグストアでは、生鮮野菜や飲料水、ティッシュペーパー、懐中電灯など幅広い商品で品薄状態が続いている。福島第一原子力発電所での事故も、一部消費者の「まとめ買い」に拍車をかけたとみられる。メーカーは増産に動く。

 ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングスでは、ティッシュやトイレットペーパーが依然、品薄だ。物流が滞りがちで、入荷量が少ないなか、購入者が増えている。関西地方の店から在庫をとり寄せるなどして、品薄の解消を急ぐ。

 ディスカウントストア大手のドン・キホーテの首都圏の店では、懐中電灯や乾電池といった防災グッズがほぼ品切れ状態。放射線対策に使えるとされたマスクも、売れゆきが急伸しているという。

 ホームセンター「ホーマック」「ダイキ」「カーマ」を展開するDCMホールディングスでも、トイレットペーパーやおむつ、懐中電灯や乾電池がよく売れ、店によっては棚から姿を消した。多めに買う客も目立つという。メーカー側に商品を追加発注しており、週内にも再入荷を予定している。広報担当者は「無理な買いだめはしなくても大丈夫」と呼びかけている。

 乾電池については、電機メーカーも増産に乗り出した。最大手のパナソニックは、大阪府守口市の主力工場で稼働時間をのばすほか、タイの工場などからの輸入を増やす。政府が業界側に供給を増やすよう14日に要請していた。

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧