現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

オバマ大統領「この悲劇、胸が張り裂ける」 支援に意欲

2011年3月12日22時17分

写真拡大オバマ米大統領は11日、米ホワイトハウスでの記者会見で、東日本大震災について語った=尾形写す

 【ワシントン=尾形聡彦】オバマ米大統領は11日の記者会見で、東日本大震災についての朝日新聞からの質問に「この悲劇に胸が張り裂ける思いだ」と心情を吐露した。ハワイで育った大統領は、日本文化は身近な存在だったと口にし、在日米軍による救援活動を含め、支援を惜しまないと強調した。

 オバマ大統領は昨年11月の訪日の際、幼少時代に見学した鎌倉市の大仏を再訪するなど、日本への親しみが深い。会見の最後で、大統領自らの思いを問いかける質問に対し、オバマ氏は「日本のみなさんは我々にとって、とても身近な友人だ。私はハワイで育ち、日本文化には大変親しんでいたこともあり、日本には個人的なつながりが深い。それだけに、非常に心配だ」と語った。

 また「我々は文化、言語、宗教の違いはあっても、究極的に人類は一つだ。それはニュージーランド、ハイチ、日本のどこであれ、天災に見舞われたとき、だれもが家族を思い、愛する人を失ったらどう思うだろうか、心をはせるからだ」と一つひとつ言葉を選ぶように話した。

 オバマ氏はそのうえで「日本は資力に富み、大変強くて技術的に進んだ経済を有している。できれば米国も手助けさせてもらいながら、日本がより力強く回復することを確信している」と締めくくった。

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介