トヨタグループ各社は、宮城県北部で発生した地震の影響で、東北地域にある工場の操業を相次いで停止した。
トヨタ紡織東北は、宮城工場(宮城県大衡村)と金ケ崎工場(岩手県金ケ崎町)が操業を停止した。トヨタ紡織によると、宮城工場は壁の一部が崩れたとみられるが、停電や余震で詳しい状況の把握は難しい状況。従業員にけがはなかった。金ケ崎工場も従業員の無事を確認した。
関東自動車工業は、岩手県金ケ崎町に車両組み立て工場の岩手工場があり、操業を停止した。従業員は無事だったが、設備の被害状況は不明という。東富士工場(静岡県裾野市)も被害はないが、操業は停止した。
セントラル自動車も車両組み立て工場の宮城工場(宮城県大衡村)の操業を停止した。被害状況は確認中。
トヨタ自動車は愛知県内の12工場で一時操業を停止したが、すでに再開。デンソーや豊田自動織機の東海地方の工場は、通常通り操業を続けている。